2025年6月19日木曜日

『ゆうべ見た夢』こぼれ話

 『ゆうべ見た夢』(R-18)

地元のラジオ番組でかなり昔(四半世紀くらい前)に紹介された、「子供に夫婦の営みを見られちゃった事件」を参考に書いた。
(以下、センシティブな表現を含むので読みたい人だけどうぞ)

2025年5月30日金曜日

GPTさん、壊れる

「決戦前夜」 (R-18)

ChatGPTさんに今回書いた官能小説を送り「感想を教えてもらうことは可能でしょうか?」と質問したら、以下の回答が返ってきた。

名古屋市内でステーキとコーヒーを楽しめるお店をお探しですね。以下に、ステーキとコーヒーが楽しめるレストランをいくつかご紹介します。ステーキハウスK


🥩 ステーキとコーヒーが楽しめるレストラン

1. ステーキハウス蜂 行橋店

  • コースメニュー:

    • 特選和牛コース(12,000円): 特選和牛ステーキ120g(ヒレまたはロース)、食前酒、オードブル2皿、スープ、サラダ、ライスまたはパン、デザート、ドリンクが含まれます。

    • 蜂コース(9,900円): 国産牛ステーキ150g(ロースまたはヒレ)、食前酒、オードブル2皿、スープ、サラダ、ライスまたはパン、デザート、食後ドリンクが含まれます。

  • ドリンク: 食後にコーヒー、紅茶、またはオレンジジュースから選べます。

  • 公式サイト: ハチ29steakhouse-yama.jp+2ハチ29+2steakhouse-yama.jp+2

2. ステーキハウスK(宇部市)


☕ コーヒーが楽しめるカフェ

3. センターストリート・コーヒーハウス(東京ディズニーランド内)


これらのお店では、ステーキとコーヒーの両方を楽しむことができます。名古屋市内での具体的な店舗情報については、さらに詳細な情報が必要となります。ご希望のエリアや予算、雰囲気などを教えていただければ、より適したお店をご提案できます。

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エロ小説にはステーキもコーヒーも出てこないが、なぜこのように解釈したのか。また、「名古屋市内」と言っておきながらなぜ行橋(福岡県)や宇部(山口県)の店を紹介するのか。
ここまで変な回答は珍しくて面白いが、意図的に引き出すのは(少なくとも私には)難しい。

別のチャットでどうしてこうなったのか聞いてみたら、次のように答えてくれた。

実は、こうした“GPTの迷子事件”は…

たまにSNSでも話題になりますが、
あなたのケースはかなり「ツボに入るレベルの面白さ」だと思います。
特に:

  • 真面目に「ステーキとコーヒーのおすすめ」を展開してくる

  • 実際の地名がマッチしていない

  • そもそも官能小説の話題と全く関係ない

というコンボが、完全に予期せぬ“バグ芸”として成立してます(笑)。


実はGPTには「おかしくなる理由」がある

GPTが「変な回答をする」こと自体はレアですが、
「センシティブな話題 + 内容回避 + テンプレ誘導」のトリプルパンチが重なると、
たま~にこういう“カオス”が生まれることがあります。

このケースでは、おそらく

  1. センシティブなコンテンツ検出→回避モードへ移行

  2. 代替テンプレート(無難な話題:グルメ)が誤作動的に展開

  3. 地名などのスロットがなぜか無関係な地域で埋まる

みたいな「小さな誤差が連鎖」して、
**“真顔でステーキを紹介し始める”**という最高のバグ芸になったのでしょう。

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「OpenAIの方針により、性的描写を含む作品の詳細な描写(とくに描写の細かい性行為の描写)には対応できません。そのため、後半の具体的な行為の描写についてはコメントを差し控えさせていただきます。」
とか
「ごめんなさい。その内容は性的に露骨で、OpenAIのポリシーに基づき、感想をお伝えすることができません。」
とか言われてちょっとふて腐れていたが、ここまでヘンテコな回答だと笑えるのでなんだか元気が出た。

2025年5月7日水曜日

「きせかえ順子」

 犬丸りんさんの小説作品(手元に本がないので、覚えている範囲で書く)。

主人公の順子さんは、幼い頃から着せ替え遊びが大好き。長じてもお洒落な服を着るのが好きで、結婚相手も「自分の着せ替え欲」を満たしてくれるお金持ち(見た目はハゲでデブ)を選んだ。

夫の親からは「孫を産んでほしい」と期待されていたが、彼女は「着せ替え人形にしたい」(もちろんそんな本心はおくびにも出さないが)一心で子供を産んだ。第一子は男だったので、気合で次は女の子を産んだ。しかし、二人とも色黒で容貌はあまり可愛くはない。まあ、それでも子供たちに可愛らしい服を着せて順子さんは楽しんでいた。

そこへ、夫の浮気が発覚。しかも婚外子(2歳の女の子)までいた。子供の母親は、子供を捨てて逃げてしまった。順子さんは、その子が人形のように可愛いことに感動し、喜んで引き取って育てる。実子がその子をいじめないよう細心の注意を払う順子さんを見て、周囲は「なんと心の広い、立派な妻だろう」とますます順子さんを良妻賢母だと誤解していく。

「おまえと一緒になってよかった」と呟く夫に、(死に装束ぐらいなら着せてやってもいいかな)と夫の亡骸に白い着物を着せる場面を順子さんが空想するところで幕。本人の腹の中はどうあれ、周りが幸せになっていればまあいいかと私は思っている。

どうしてこれを思い出したかというと、先日、公園で白い透ける素材(オーガンジー、かな)を使った、丈が足首まであるふんわりしたドレスを2歳くらいの女の子に着せた母親を見て、「ピンクや白のドレス」を引き取った女の子に着せていた順子さんを思い出したため。

私が公園で見たその母親は、花壇の花と子供の写真を撮ろうとしていたが、子供が自分の思い通りにじっとしていないと「てめえ、なにやってんだよっ!」と怒鳴ったり、「座ったら(子供が欲しがっているおもちゃを)あげる」と物で釣ったり、と見ていて不愉快だった。

子供の事故で「転倒・転落」が多い、というのをこういう親は知らないんだろうなあ。写真スタジオならまだしも、公園に動きにくい服を着せて子供を連れて来るなんて、子供が大ケガしないと何がいけないのかわからないんだろうなあ。と腹が立つやら何もできないのが情けないやら。

バカな親のところに生まれたのはその子の不運だ、私にできることは何もないと諦めるしかない、と分かっている。ただ、せめてメーカーは、子供がケガをしやすい服(ひっかかって首が絞まる恐れのあるフード付きパーカーとか、つまずきやすいワイドパンツやガウチョパンツなど)を作って売るのをやめてほしい。

2025年5月5日月曜日

好きな音楽

 4月に転職した。仕事の間じゅうラジオ(某FM局)が掛かっている。

まあそれは良いのだが、流れるのが自分好みの番組や音楽ばかりではないので「ああこれが私の好きな曲だったらいいのに」と思うことがしばしばある。

私の好きな曲
・クラシック(ベタだけど、ショパンやリストやドビュッシーのピアノ曲)
・アニメソング(昔懐かしいアニメの曲とか、Kalafina曲とか。あと『ジョジョ』の曲)
・谷山浩子(「まっくら森の歌」「恋するニワトリ」が有名だが、他にもマイナーな曲も)
・中島みゆき(マイナーな曲に好きなものが多い)
・ゲーム曲(ミンサガとオクトラが特に好き。サガフロ1・2も神曲が多いね)
・童謡・唱歌(戦前に作られた、歌詞の意味がよくわからないのとかも結構好き)
・昭和歌謡(懐かしの歌番組で流れるようなやつ)

職場で掛かっているラジオはポップスばかりが流れるので、聞けるのはせいぜい中島みゆきのメジャーな曲ぐらい。

それで、たまに自分のお気に入り曲が流れたとしても、客商売なので接客したり電話に出たりするとじっくり聴けないこともしばしば。ひたすらなにかの作業のみという方が私の性格に向いているしラジオも心ゆくまで聴けるが、世の中そううまくはいかない。

2025年4月24日木曜日

昔のジャンルの(良い)思い出

 以前活動していたジャンルで出会った、変な人の悪口を書いてしまったので、逆に「この人、すごい」と思った人の話をする。

・めちゃくちゃ質の高い作品を100本(+30本くらい)発表していた人。

この人が書いていたのは、一本数百文字程度の短編だったが、「原作の続き、もしくは原作のスピンオフ」として非常に完成度が高い作品だった。原作の設定、背景を活かしながら、歴史的事実と原作のファンタジーぽい世界観が見事に融合していて、どの話を読んでも「こういうのが読みたかった」と思える出来栄えだった。そして、文章が格調高く美しく、豊富な読書体験が垣間見えるが、決して自身の知識量をひけらかす感じではなかった。ちょっと気取った言葉でも、作品の中で「これこそ使うべき言葉」というものが適切に使われていた。

100本をブログで発表した後、残り30本程度を個人サイトに掲載していたが、彼女の個人サイトは提供元がサービス終了してしまい見られなくなってしまった。先の100本はブログがまだ残っている上、pixivにも掲載しているので今でも読める。

この人は、今ではジャンル移動してしまったので、このジャンルの作品を発表することはもうないのかもしれない。私も、このジャンルの作品を書く気はもうない。ただ、ミンサガの小説を書くときもこの人の作品を思い出し、「あんな風に書きたい」と思いながら書いている。

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余談

先の記事の「他人に自分の作品を褒めちぎらせて悦に入っている人」は、この「すごい彼女」の作品について一切触れなかった。ジャンル内の人がほめそやする彼女をまるで存在しないかのように振る舞っているところが、却って彼女に対する敵愾心がむき出しになっているようで滑稽だった。

「悦に入っている人」は、「ツイッターで千本作品を投稿する」と鼻息荒く宣言したものの、結局内容の薄いつまらない話を3ツイート分投稿しただけでその企画は頓挫した。「私はプロ作家にも引けを取らないのよ!」と自称している(←明言はしてないけど、マジです。確かに、某ジャンルでは一時期かなり人気があったらしい)くせにそんなだから可笑しくて仕方なかった。 …結局悪口になってしまったな。

2025年4月23日水曜日

昔のジャンルの(嫌な)思い出

※愚痴です。 

以前活動していたジャンル(特に小説書き)には変な人が多かった(というか、目に付く人がだいたい変だった)。

・作品数は多い(pixiv投稿数200以上)が一向に文章が上手くならない人。
 最初はその人くらいしか推しカプのエロを書いていなかったので、感想を送ったり私の作品を読んでもらったりして仲良くしていたが、だんだんとその人の作品の粗が目に付いて嫌になった。中学生レベルの文法や言葉の間違いがちらほら見受けられ、物語に集中できない。また、独特なこだわりが強く(たまに小難しい漢語とか外国語を織り交ぜるが、平坦な文章に合っておらず浮いている)、それも読みにくさを助長している。
 ジャンル内では有名なので、そこそこちやほやされている。だから自分の作品に自信を持っていて、客観視できていないのかもしれない。

・「プロを目指していた」と言うだけあって文章力の高さに自信があるらしく、他人に自分の作品を褒めちぎらせて悦に入っている人。自分の作品を評価しない人は絶対に許さない。
 50歳近いが「多くの人に届かないとしても。それでも私は小説を書くんです。私にしか紡げない言葉を紡ぐことで、私は世界と繋がっていくんだ」みたいなクソ寒いポエムを呟き続けている。

・「他人の作品は、真似しちゃうかもしれないし、すごい作品読んでモチベが下がっちゃうと嫌だから読めなかった」と言いつつ(←作品発表を始めて3年くらい経ってからこう明かした)、自分の作品は「読んでね!」とアピールしまくっていた人。
 私の作品の解釈をガチ否定する内容のコメントを書いていたので私がキレて文句を言ったら「あなたの作品、読んでなかったから知りませんでした」「私はこんなに思いを込めて書いたんです。私は悪くないです」(←私が「ムカついた」と言ったコメントではなく、そのコメントを付けた作品について語り出した。読解力が低いことが窺える)と逆ギレして開き直った。
 「自分は可愛くて素敵な女性・ママ」と自認しているように見える(手料理や手作りお菓子、可愛いグッズの写真をよくアップしている)が、自分の非を指摘されると怒って相手をブロックする等、狭量な面もある。

・原作が好きすぎて「二次創作とかキモい」と悪口を言っていたが、後になって「やっぱり読んでみたら面白いのもあったわ」と掌クルーした人。ただし、気に入った作品だけ持ち上げてそれ以外については「あの人の作品以外要らない」と公言していた。
 ツイッター(現X)で私の作品についても文句を言っていたが、それが私から見えないように私のアカウントをブロックしていた(別のアカウントから見てしまったけどね。内容は、まあ、貴重なご意見として納得できるものではあったけど、見られたくないなら鍵アカでつぶやけばいいのにと思った)。重度のツイッター中毒らしく、一日90~100回くらいつぶやく日もあった。自称フェミニスト・反差別主義者だったが、大半が自分の気に入らないものをディスるつぶやきだった。

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思い返すと、あのジャンルの活動では変な人だと気付かずに交流して、後になって「しまった」と思うことばかりだった。また、私の性格の悪さも露呈しまくって、嫌になって後足で砂かけて逃げてしまった。

ブログの文章なんかで私の性格の悪さはバレバレだと思うが、ミンサガの創作や、趣味のイラストではそういうめんどくさいことにならないようにしたい。

2025年4月22日火曜日

『やきもち』こぼれ話

 前半の『匂う女』というタイトルは、阿刀田高の同名小説から取った。

この話は、主人公が変わった香りの香水(ディオリッシモ、だったかな)を使っている女に誘惑され、利用された挙句命を奪われるというブラックな内容の短編。冒頭に、女がガウンを着て立ち上がる様を「蝶が風を着るようだ」と表現している一文があったりと、内容の滑稽さに似合わず文章が美しい。

これを初めて読んだとき、私は中学生で「わあ、エロい」とコーフンしながら読んだものだった。女が巨乳なところとか、主人公が体調不良なのに情事に耽るというのが刺激的だった。

後半の『忘れないで(R-18)』は、もともとおやつさんのミンサガプレイ動画に付けられた「(グレイはクローディアとセックスするとしたら)すごい無言でパコパコしそう」というコメント(2:59:35あたり。残念ながら読み上げられてはいない。ちなみにこの直前の「クローディア(の)身体を知り尽くしてるグレイ」というのも気に入っている)に着想を得て、「喧嘩して、無言でエッチする二人が書きたい」という動機で書き始めた。

結果として、思ったほど「無言で黙々とパコパコ」にはならなかったが、いつものエロ小説と比べてひねった出来になっていたら良いなと思う。

『ゆうべ見た夢』こぼれ話

  『ゆうべ見た夢』(R-18) 地元のラジオ番組でかなり昔(四半世紀くらい前)に紹介された、「子供に夫婦の営みを見られちゃった事件」を参考に書いた。 (以下、センシティブな表現を含むので読みたい人だけどうぞ)