篠原恵美さんのお名前を知ったのは小学5年の時。『ひとりでできるもん!』(第1シリーズ)に出演されていたので、それで覚えた。ちなみに篠原さんの役名は「ヘアー」(「いけないシスターズ」の一人、オレンジの髪で黄色いオーバーオールの女の子)だった。
私は『セーラームーン』世代ではない(わりと年上)なので、篠原さんが『セーラームーン』にレギュラー出演されていたことを知らなかった。それどころか、篠原さんの出演作はミンサガを除いてはあと一つしか知らない。
田中芳樹原作のラジオドラマ『夏の魔術』のヒロイン・来夢を篠原さんが演じていて、可愛い声だなあと思った。これは主人公(大学1年)が惚れるわと納得した。ちなみに来夢は小学6年生である。田中芳樹は年の差カップルが好きだと誰かが言っていたが、現在だと犯罪と間違われそうだ。
『夏の魔術』と同年に公開された大ヒットアニメのヒロイン役が、声優素人の芸能人で非常に聞き苦しかったので、ああ、このヒロインの声、篠原さん(もしくは伊藤美紀さん)だったら良かったのに、と何度も思った。
ミンサガのバーバラの声を初めて聞いたとき、「なんて素晴らしい」と感動した。
人柄の良いバーバラが、篠原さんの声で、艶やかさと優しさ、さっぱりした性格などが滲み出て、さらに魅力的になったと思う。
篠原さんの新録がもう聞けないと思うと残念でならない。ご冥福をお祈りいたします。
(追記)篠原さんが演じたキャラクター、もう一人知っていた。
『ジーンダイバー』のセラフィー。赤ちゃんから幼女、大人の女性に成長するリアリティーインターフェース(コンピューター知性体)なのだが、篠原さんの演じ分けが見事で本当に可愛かった。古い作品だが、「遺伝子」「生物進化の謎」等がテーマ(わりと難しい話が多いけど)の面白い作品なので、若い人にも是非見てもらいたい。
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