二次創作とは無関係の日常ネタ。
先週、ある喫茶店の存在を知った。気に入っている珈琲店の姉妹店で、パスタがおいしいらしい。いそいそと出掛けたら、私の好物のレモンタルトもあることが分かった。
ただ、その日は別の店でチーズケーキを食べた後だったので、パスタだけ食べて(本当に美味しかった)後日レモンタルトを食べようと心に決めた。そして今日、仕事で非常に疲れた上に乗りたかった電車を逃した腹いせにこの店に行くことにした。
半地下にある店への階段を下りていくと、扉に貼り紙が。「今日で閉店します」と書かれていた。そうか、この店の最終日に滑り込んだのだなとちょっと感慨に耽り、席に着いてメニューを見たら、お目当てのレモンタルトは売り切れだった。
「レモンタルトはもうないんですか?」と訊ねると、「今日で閉店なので……」と返された。ケーキは、一種類を除いて全て売り切れ。レモンタルト(もしくはアップルパイ)しか頭になかったので、非常に悲しかった。
泣き叫びながら店を飛び出したかったが、さすがにみっともないのでブレンドコーヒーを一杯、ゆっくりじっくり飲んで店を出た。ちなみに、ここの姉妹店ではブレンド以外は同じ銘柄のコーヒーが50~100円引きの値段で飲める。だがレモンタルトだけはここにしかない。それも、もう永久に口に入らなくなってしまった。
この店のことをもう少し早く知っていれば。あるいは、昨日までに来ていれば。あれこれ考えてももう遅い。気になる店、食べたいものが見つかったら、すぐに食べに行くべき、と改めて身に沁みた。
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