2023年10月25日水曜日

『オルゴールと子守歌』こぼれ話

『オルゴールと子守歌』本文

「あとがき」にも書きましたが、『異国迷路のクロワーゼ』の挿入歌『たからもの』をクローディアに歌ってほしいという思いから書いた話です。丸パクリするわけにはいかないので歌詞は作りましたが、やはり難しかったです。

オルゴールがマルディアスにあるのか、という気もしましたが、それはこの際置いておきます。

それより、シリンダーオルゴール(よくある箱型のもの)で演奏できる時間は、小さいもの(作中に出てくるようなもの)だと15秒程度、大型のものでどんなに長くても45秒程度だそうです。

その15~45秒の曲をシリンダー(筒)の回転が止まるまで繰り返し流すというのが本来のシリンダーオルゴールなので、1分30秒の曲をまるまる演奏するということは現実にはあり得ないようです。

インチキになってしまうが、どうしても歌の全部がオルゴールで流れるということにしたい。まあいいやファンタジーだし。ということで、作中のオルゴールは「物理法則を無視した実在しないもの」です。ご了承ください。 

赤ちゃんが歌をせがむというくだりは、筆者(保育園勤務)の経験によります。

絵本や歌など、気に入ったものを「もっかい!」(このとき、たいてい指を一本立てる)とせがむ子供はたくさんいます。とても可愛いのですが、一人の子供だけにじっくり関わることができないのが保育士の悲しいところです。それでも他の子にも聞かせるという名目で3~4回歌うことはままあります。

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