2024年9月27日金曜日

住み込みバイトの思い出

※主に仲間の一人に対する愚痴です。 

10年以上前、農家で住み込みのアルバイト(ボランティアバイト。給料は安いが、住むところとお米を提供してもらえる)をしたことがあった。そのときのバイト仲間にRさん(当時36歳)という人がいた。

Rさんは、私がアルバイトを始めて一週間ほど後に来る予定だった。ところがアルバイト先にやって来る日の直前になって「母の体調が悪いので、そちらに行くのを一週間延ばしたい」と連絡してきた。雇い主(愛称:お父さん)は渋い顔をしており、私も「アルバイト仲介業者のサイトに、現地入りの日取りを決めたらキャンセルや変更をしないようにと書いてあったのに」と、Rさんの振る舞いに疑問や不快感を覚えた。

ようやくやって来たRさんは、初対面の私達に延々と自己紹介をしたり、いきなり携帯のメールアドレスを交換しようとしたり、と少し違和感を感じさせる行動を取った。私は、Rさんのペースに巻き込まれると面倒なことになると感じ、部屋にとじ込もってメアド交換はしなかった。

Rさんは、農家にアルバイトに来たというのに「いやぁああ!生き物嫌いぃ~!」と虫を見るたびに大声で騒いだり、「町で履けるレインブーツだったのに…」と自分の長靴が泥で汚れたことを嘆いたりした。

バイト専用の寮で、ルームシェア形式で私達は生活したのだが、居間にあったお菓子を勝手に畑に持ってきて、休憩中に「どうぞ」と配ったこともあった。他のバイト仲間は、居間のお菓子とは別に、自前で用意した駄菓子を交換していたが、Rさんは「自分で用意する」という考えがなかったらしい。

以下、Rさんのエピソードを記す。

2024年9月23日月曜日

『あたしの行く道』 こぼれ話

 前々からバーバラの話が書きたかったが、篠原恵美さんの訃報を知って、これはどうしても書き上げねば、という気になった。

モチーフというか、参考にしたのは、中島みゆきの小説『ウィズアウト・ベイビー』(『泣かないで・女歌』[新潮社]収録)と、バレエダンサー・吉田都さんのエッセイ。

2024年9月21日土曜日

篠原恵美さんのこと

 篠原恵美さんのお名前を知ったのは小学5年の時。『ひとりでできるもん!』(第1シリーズ)に出演されていたので、それで覚えた。ちなみに篠原さんの役名は「ヘアー」(「いけないシスターズ」の一人、オレンジの髪で黄色いオーバーオールの女の子)だった。

私は『セーラームーン』世代ではない(わりと年上)なので、篠原さんが『セーラームーン』にレギュラー出演されていたことを知らなかった。それどころか、篠原さんの出演作はミンサガを除いてはあと一つしか知らない。

田中芳樹原作のラジオドラマ『夏の魔術』のヒロイン・来夢を篠原さんが演じていて、可愛い声だなあと思った。これは主人公(大学1年)が惚れるわと納得した。ちなみに来夢は小学6年生である。田中芳樹は年の差カップルが好きだと誰かが言っていたが、現在だと犯罪と間違われそうだ。

『夏の魔術』と同年に公開された大ヒットアニメのヒロイン役が、声優素人の芸能人で非常に聞き苦しかったので、ああ、このヒロインの声、篠原さん(もしくは伊藤美紀さん)だったら良かったのに、と何度も思った。

ミンサガのバーバラの声を初めて聞いたとき、「なんて素晴らしい」と感動した。
人柄の良いバーバラが、篠原さんの声で、艶やかさと優しさ、さっぱりした性格などが滲み出て、さらに魅力的になったと思う。

篠原さんの新録がもう聞けないと思うと残念でならない。ご冥福をお祈りいたします。

(追記)篠原さんが演じたキャラクター、もう一人知っていた。
『ジーンダイバー』のセラフィー。赤ちゃんから幼女、大人の女性に成長するリアリティーインターフェース(コンピューター知性体)なのだが、篠原さんの演じ分けが見事で本当に可愛かった。古い作品だが、「遺伝子」「生物進化の謎」等がテーマ(わりと難しい話が多いけど)の面白い作品なので、若い人にも是非見てもらいたい。

『ゆうべ見た夢』こぼれ話

  『ゆうべ見た夢』(R-18) 地元のラジオ番組でかなり昔(四半世紀くらい前)に紹介された、「子供に夫婦の営みを見られちゃった事件」を参考に書いた。 (以下、センシティブな表現を含むので読みたい人だけどうぞ)