※主に仲間の一人に対する愚痴です。
10年以上前、農家で住み込みのアルバイト(ボランティアバイト。給料は安いが、住むところとお米を提供してもらえる)をしたことがあった。そのときのバイト仲間にRさん(当時36歳)という人がいた。
Rさんは、私がアルバイトを始めて一週間ほど後に来る予定だった。ところがアルバイト先にやって来る日の直前になって「母の体調が悪いので、そちらに行くのを一週間延ばしたい」と連絡してきた。雇い主(愛称:お父さん)は渋い顔をしており、私も「アルバイト仲介業者のサイトに、現地入りの日取りを決めたらキャンセルや変更をしないようにと書いてあったのに」と、Rさんの振る舞いに疑問や不快感を覚えた。
ようやくやって来たRさんは、初対面の私達に延々と自己紹介をしたり、いきなり携帯のメールアドレスを交換しようとしたり、と少し違和感を感じさせる行動を取った。私は、Rさんのペースに巻き込まれると面倒なことになると感じ、部屋にとじ込もってメアド交換はしなかった。
Rさんは、農家にアルバイトに来たというのに「いやぁああ!生き物嫌いぃ~!」と虫を見るたびに大声で騒いだり、「町で履けるレインブーツだったのに…」と自分の長靴が泥で汚れたことを嘆いたりした。
バイト専用の寮で、ルームシェア形式で私達は生活したのだが、居間にあったお菓子を勝手に畑に持ってきて、休憩中に「どうぞ」と配ったこともあった。他のバイト仲間は、居間のお菓子とは別に、自前で用意した駄菓子を交換していたが、Rさんは「自分で用意する」という考えがなかったらしい。
以下、Rさんのエピソードを記す。