2024年1月22日月曜日

『再会』あとがき

 「グレイが子供を連れて旅をする話」を思いついたとき、「なぜ父子で旅をしているのか」「クローディアはどうした」「子供はおかあさんに会いたいだろう。いつになったら会えるのか」と考えてみました。

で、なんとか無理やりオチをつけたのが今回の『再会』です。

「タグ荒らしだ」「話がつまらん」「ふざけるな」等、苦情が来たら引っ込めるつもりでいます。

いろいろと消化不良な部分も多々あります。海賊トリオの活躍が中途半端だとか、黒幕は結局どうなるのか、とか。クローディアたちはこの先、平穏無事に誰からも狙われることがないのか、とか。ジャミルやバーバラ、ミリアムも絡ませたかった、とか。クローディアと皇帝が会話しているところとか。書きたかったけど、あまりうまく書けませんでした。

この先、これらの話を思いついて形にできたら、番外編として投稿するかもしれません。

それはさておき、これまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

また、今回の話とは別の短い話を投稿することもあるかと思いますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

2024年1月5日金曜日

『お守り』こぼれ話

『お守り』本文→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21310593

「 ビーズ細工のお守り」は、江國香織の『ホリーガーデン』から思いついた。

主人公の果歩が、姪っ子(5歳)からもらったビーズのネックレスを着けているという場面がある。今、本が手元にないのでうろ覚えだが、そのときの果歩の服装が「小豆色のたっぷりとしたモヘアのセーターと黒のタイトスカート」に、「赤・白・水色・卵色のビーズを単純に真っ直ぐつなぎ合わせたネックレス」だった(たぶん)。親友の静枝と、彼女の恋人(妻子持ちの中年男)と三人で会うときにそんな格好で来て、それがまた妙に似合っているという。

おくりもの」を書いたときに、この『ホリーガーデン』のビーズ細工の話が頭にあって、娘からの贈り物はちゃちいけど可愛いビーズ細工にしようと思ってそうした。そのうち、一回こっきりでは惜しいので、実はこれがお守りになってグレイを守るということになったらいいなあと思って今回の話になった。

グレイが、娘からもらったものを後生大事に取っておいたらいいなあと思い、後半は悪ノリで書いた。硬派なグレイのイメージを壊しまくって申し訳ない。

『ゆうべ見た夢』こぼれ話

  『ゆうべ見た夢』(R-18) 地元のラジオ番組でかなり昔(四半世紀くらい前)に紹介された、「子供に夫婦の営みを見られちゃった事件」を参考に書いた。 (以下、センシティブな表現を含むので読みたい人だけどうぞ)