元ネタは、赤ん坊のハンドリガード(生後2~4か月頃の乳児が自分の手を見つめる)が可愛いと思ったことと、『ちいさいモモちゃん』シリーズに出てくる「タッタちゃん、タアタちゃん」。
と言いながら、私は実際にハンドリガードを目にした記憶がない。用語として知っているだけだが、かなり昔、アニメーション作家のラレコさん(『やわらか戦車』『ガッ活!』等が代表作)が、赤ちゃんだったお子さんが自分の手を見ていて、「その手は、大きくなったらいろんなことができるようになるのだぞ」というような文章を書いていたのを見た覚えがあったので、それをふと思い出した。
(追記→ラレコさんのブログの当該記事)けっこう覚え違えていた…。
『ちいさいモモちゃん』の「タッタちゃん、タアタちゃん」は、靴下の名前。ママがアカネちゃん(モモちゃんの妹)のために編んだ靴下が左右不揃いで落ち込んでいたら、モモちゃんが「どっちがタッタちゃんでどっちがタアタちゃんかすぐわかるでしょ?」と励ます というエピソードがあったと思う。終盤の、クローディアの編んだ靴下も左右不揃いというのはここから来ている。
これを読んだ20数年前は、「あほくさ」と冷ややかな目で見ていたが、年を取ってみるとなんとも感動的だとすら思うようになっていて自分でも驚いた。